2012年度 情報学類 情報科学実験III
更新履歴
開発環境のセットアップ手順
$から始まっている行は、Terminalに以下のコマンドを入力する、という意味です
別のLinuxディストリビューションを使いたいという場合は、Linux環境のセットアップ後、開発環境のセットアップまで進んで下さい。私物のLinuxマシンやMacOS X以降のマシンで行ってもかまいません。
USBからインストーラを起動
- セットアップ用USBを配布したPCに接続し、電源を入れる
- Thinkpadと表示されたらすぐに、青色のThinkVantageボタンを押す
- Startup Interrupt Menuと表示されたら、F12(Choose a Temporary Startup Device)を押す
- Boot Menuが表示されたら、USBディスクを選択してEnter
- 起動するまで待つ
インストール
- Install to Hard Driveを選択
- 使いたいキーボードの言語を選択
- Basic Storage Devicesを選択
- Hostnameは特に変更する必要なし
- タイムゾーンでTokyo, Asiaを選択して
- Root Passwordを設定
注:学内ネットワークに接続するPCなので、十分に強度の高いパスワードを設定すること
- Use All Spaceを選択してNext
- IdentifierがsdaとなっているHDDを選択して⇒ボタンをクリックし、Next
- ディスク消去の確認メッセージが出るので、Write Changes to Disk
- 完了まで待ってReboot
インストール2
- 画面の指示に従って、Create Userのページまで進み、名前、ユーザ名(アルファベット)、個人パスワードを入力し、Add to Administrators groupにチェック
- Date and Timeのページで、Synchronize date and time over the networkにチェック
- Hardware Profileのページで、Finish、確認画面でNo, do not send.を選択(Send Profileを選択してもよい)
日本語設定(任意)
- 右上のユーザ名ボタンからSystem Setting、Region and Languageを開く
- +ボタンからJapaneseを選択して、いったんログアウトする
- 標準フォルダーの名前を…という画面が出たら、次回から表示しないをチェックして、古い名前のままにするを選択
- 以後、日本語入力切り替えはCtrl+Spaceで行える
ネットワーク接続
- ログインする
- 右上のネットワークアイコンをクリックし、utwlan-xを選択
- Username:に学生証裏の13桁の番号を入力し、統一認証のパスワードを入力
- 証明書の警告画面が出るので、Ignoreを選択
細かい設定(任意)
- 左上にマウスカーソルを持って行くと画面が変わるので、termと入力してEnter
- 以下のコマンドを実行
$ sudo yum install gnome-tweak-tool
$ gnome-tweek-tool
- デスクトップを選択し、Have file manager handle the desktopをチェックすると、デスクトップにファイルが置けるようになる
- 左上にマウスカーソルを持って行くと画面が変わるので、termと入力してEnter
- 以下のコマンドを実行
$ sudo yum groupinstall "Development Tools"
$ sudo yum install gnuplot readline-devel
- 以下のコマンドを実行
$ mkdir Platform
$ cd Platform/
$ git clone http://www.roboken.esys.tsukuba.ac.jp/platform/repos/yp-spur.git
$ cd yp-spur
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
$ cd ..
$ git clone http://www.roboken.esys.tsukuba.ac.jp/platform/repos/yp-robot-params.git
$ cd yp-robot-params
$ ./configure
$ sudo make install
$ cd ..
$ git clone http://www.roboken.esys.tsukuba.ac.jp/platform/repos/libscip2awd.git
$ cd libscip2awd
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
$ cd ..
- MacOSで作業する場合上記の作業の前に、git, gccなどのコンパイル環境, FTDIのドライバをインストールしておく必要があります。
ロボットの接続テスト
ロボットが動くので、周辺に2m程度の空間が確保できる場所で実行すること
- 以下のコマンドを実行
$ ypspur-coordinator -p [ロボットの型式].param -d /dev/ttyUSB0
- 別のターミナル(またはターミナルのタブ)を開いて以下のコマンドを実行(Ctrl+Shift+n、またはCtrl+Shift+t)
$ cd yp-spur/samples/
$ ./run-test
Fedoraのアップデート
アップデートには時間がかかる場合もあるので、自宅等で行ってもOKです
その他の準備(任意)
アクティビティ(左上にマウスカーソルを持って行くと現れる)画面内に、テキストエディタやターミナルなどのアプリケーションが入っています。よく使う物は、ドラッグアンドドロップで、アクティビティ画面左側のランチャに追加しておくと便利です。
課題
今回は課題はありません。進めたい人は、来週以降の内容を行ってもかまいません。
以下のコマンドで、アップデートができます。
$ cd ~/Platform/yp-spur
$ git reset --hard
$ git pull
$ make clean
$ make
$ sudo make install
ロボット側のファームウェアの書き換えが必要な場合もあるので注意して下さい。